ハワイのシェアハウス・ルームの安全な探し方|家賃相場や注意点を解説
ハワイに留学やお仕事で長期間住む場合や、旅行で数週間〜数ヶ月滞在したいときに「どのように滞在先を探そう?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事ではハワイでシェアハウス、シェアルームを安全に探す方法や家賃相場を紹介します。
留学やお仕事で長期滞在する方だけでなく、短期旅行の方でも滞在可能な宿泊先を探す方法をお伝え。
ハワイに留学や仕事で長期滞在予定の方や、ホテルに泊まらずコストを抑えて旅行したい方はぜひチェックしてみてください!
ハワイ・ワイキキの家賃相場
まず、ハワイの家賃相場について少しだけ説明しておきます。
ハワイの物価はとにかく高く、家賃がものすごく高いです!ホノルルは、全米の家賃/不動産が高い州ランキング10位以内にランクインするほど。目安はおおよそ以下の通り。
ワイキキ〜アラモアナ・カカアコエリア
シェア:900〜1,400ドル/月
1人暮らし:1,800ドル〜/月
中心部以外のエリア(カイムキ・カパフル・マッカリー・マキキなど)
シェア:800〜1,200ドル/月
1人暮らし:1,600ドル〜/月
特にワイキキ〜アラモアナエリアは一層高くなります。そのため、ルームメイトとコンドミニアムや1軒屋をシェアする人がほとんど。
ワイキキ中心部では、若い世代だけでなく年配の方もルームメイトと暮らしていることがよくあります。ワイキキから少し離れると安くなりますが、通勤通学に不便、治安が悪いなどの問題があります。
そのため、ワイキキ〜アラモアナにあるコンドミニアムをシェアするのがおすすめ。特にハワイに長期で住むのが初めてという方は、学校や職場に近いところの方が安心です。
ハワイでシェアハウス・ルームのメリットとデメリット
ここからは、ハワイでシェアハウス・ルームをする際のメリットとデメリットを詳しくみていきましょう。
シェアハウス・ルームのメリット
- 家賃が安い
- 家具が揃っている
- ルームメイトからハワイの生活情報が得られる
- 寂しくない
- 交友関係が広がる
シェアの1番のメリットは、家賃が安いこと。そして、すでに家具が揃っていること。
ルームメイトと気が合えば、一緒にお出かけしたり、バーベキューやハイキングを楽しんだりと友人の輪も広がることでしょう。
ハワイに引っ越してきたばかりなら、ルームメイトからハワイ生活に役立つ情報を得られるのもメリットです。
筆者は2年ほどルームシェアをしていましたが、とっても楽しかったですよ。一緒にハイキングに行ったりバーベキューをしたりしました。
また、やはり家に帰ってきて誰かいるのは安心しますよね。
ハワイの情報もたくさん教えてくれて生活面で助かりました。心強かったです。ルームシェアをして本当に良かったと感じています。
シェアハウス・ルームのデメリット
- ルームメイトとのトラブル
- 生活習慣の違いでストレス
- リラックスできない
ルームメイトとのトラブルは起こりがち。他人と一緒の家に暮らすというのはかなり気を使います。多国籍のルームメイトと暮らす場合は、文化の違いも相まって更にストレスが溜まる可能性も。
勝手に友人を家に呼ぶ、テレビの音がうるさい、掃除をしないなどさまざまな問題が起こり得ます。また、キッチンやバスルームなどの共有スペースを使う際は、タイミングにも気を使わなければなりません。
そのため、家にいてもなかなかリラックスできないという声が多く聞かれます。
筆者の場合、あまりトラブルもなくストレスフリーで暮らすことができましたが、「ルームメイトがキッチンを使った後汚い」「電話の声がうるさい」「朝シャワーを浴びていてバスルームを使えない」などのストレスを抱えている友人もいました。
こればかりは、どんな人と住むかによって大きく変わると思います。部屋を決める際には、ルームメイトがどんな人か確認しておくことが重要です。
ハワイでシェアハウス・ルームを探す方法
ハワイでシェアハウス、シェアルームを探すにはWebサイトを利用するのが一般的です。
ここからは、お部屋探しに利用できるWebサイトを安全性が高いおすすめ順に見ていきましょう。
- びびなび
- Facebook マーケットプレイス
- Craigslist(クレイグスリスト)
※Facebook マーケットプレイスは日本国内からアクセスできません。ハワイに到着してからアクセスしてください。
ハワイ・びびなび
びびなびはハワイに住む日本人向けに作られたサイトで、住まいのほかにも仕事探しや仲間探しなど、生活に役立つさまざまな情報が掲載されています。ハワイに住む日本人の交流サイトとして機能しておりとても便利です。
そんなびびなびでは、日本語でお部屋探しができます。掲載してある物件のオーナーが、日本人または日本語ができる方がほとんどだからです。
一番安全で、信頼性の高いサイトだと言えます。
それから、シェアや賃貸だけでなく、たまにホームステイも掲載されているのもポイント。ローカルの家庭で、食事付きステイを楽しみたい方にも最適のサイトです。
お部屋探しのページでは、「部屋を探している」と掲載することもできます。
なかなか良い部屋を見つけられない場合は、自分から希望条件を入力して登録しておくとよいでしょう。
メリット
・日本人用なのでやりとりが日本語でできて安心。
(オーナーやルームメイトも日本人がほとんど)
・1週間から借りられるお部屋があり旅行者も利用可能。
・ホームステイも掲載がある。
デメリット
・現地の方はあまり利用しないため掲載数が他と比べて少ない。
びびなびのお部屋探しは確実で安心。スムーズに対応してくれるオーナーがほとんどです。ショーイングもOKで、質問にもしっかり答えてくれるオーナーが多いので助かります。
びびなびには最短1日〜借りられるお部屋もあり、新居が決まるまでの仮住まい探しとして利用するのもよいでしょう。費用を抑えて滞在したい旅行者にもおすすめです。
筆者がルームシェアを探したのもこのびびなび。怪しい物件はなく、メッセージもちゃんと返ってくるので安心して利用できました。
Facebook マーケットプレイス
Facebook マーケットプレイスはFacebookが提供するサービスで、お部屋探しや中古品売買のプラットフォームとして利用されています。日本からはサイトにアクセスができないので、ハワイに到着してからアクセスしてみてください。
現地の方が多く利用しているサービスで、びびなびにはない物件・お部屋がたくさん掲載されています。利用者は現地の方がほとんどなので、連絡は英語であることが多い印象。
オーナーやルームメイトも現地の方の場合が多く、英語を上達させたいのであればFacebookマーケットプレイスでお部屋探しに挑戦するのも良いでしょう。
信頼性に関しては、次に紹介する「クレイグスリスト」より安心でき、詐欺物件もほとんどないので心配しなくて大丈夫。相場は、びびなびよりも少し安いか同じくらいです。
メリット
・びびなびより掲載数が多い。
・現地の方とコミュニケーションするため英語が上達する。
(ルームメイトも現地の方である場合が多い)
デメリット
・日本から部屋を探せない。
・英語が苦手な方にはハードルが高い。
・短期滞在には向いていない。
Facebook マーケットプレイスは利用者の大半が現地の人だからなのか、返信が返ってこないことが多く、やりとりが進まない印象でした。
Craigslist
(クレイグスリスト)
クレイグスリストは掲載物件数が一番多いサイトで、格安物件が見つけられる可能性があります。
しかし、詐欺物件が多いので要注意。
ワイキキ中心部のきれいな物件なのに家賃が他と比べてかなり安いといった場合、詐欺の可能性大です。掲載内容を注意して読むようにしましょう。
「先にデポジット(保証金)を振り込んだら鍵を郵送する」というのは100%詐欺の手口です。この手の詐欺はクレイグスリストに非常に多いそうです。
やりとりも英語である場合がほとんど。心配なら英語ができる方に手伝ってもらうと安心です。
メリット
・掲載数が一番多く、格安物件が見つけられる可能性がある。
デメリット
・詐欺物件が多い。
・Webサイトが見にくい。
筆者も偽物件に引っかかりそうになりました。書いてあることを鵜呑みにすると危険。良すぎる条件(家賃が格安)の場合は怪しいと思って慎重になる必要があります。
ハワイでシェアハウス・ルームをおさえる時期
滞在予定日の1ヶ月〜2週間前くらいに部屋をおさえておけば問題ないでしょう。
多くのオーナーは、お部屋が空く1ヶ月前〜直前に掲載を始めます。中には即日入居可というところもあります。
早く入居できる人を優先するオーナーがほとんどなので、1ヶ月以上前に物件をおさえることは難しい印象。早く決めておかないと不安という方は、オーナーに問い合わせてみましょう。
ハワイでお部屋を探す際の注意点
お部屋は実際に見てから決めることをおすすめします。
サイトに掲載してある写真が実際の見た目と全然違う、ルームメイトが綺麗好きでない、隣人がうるさい、などお部屋を見に行かないことわからないことがたくさんあります。
ハワイは虫が多いので、定期的に害虫駆除が行われているかも確認した方が良いでしょう。
日本にいる場合は、ビデオ通話でショーイングが可能か相談してみましょう。
ショーイングをお願いする
- 気になるお部屋があったら、登録者(オーナー)に連絡する
- お部屋を見に行くことができるか聞く
- OKなら日時を決める
(NGなら、お部屋の写真や動画を送ってもらえないかお願いしてみる) - 約束した時間にお部屋に伺う
お部屋を見に行って、その場ですぐに契約するのはおすすめしません。
その日の夜にもっと条件の良いお部屋が掲載されていた、なんてことがよくあります。一旦帰宅し、じっくり考えてから決めましょう。
シェアハウス・ルームの注意点
ここからは、ハワイでシェアハウス・ルームを借りる際の注意点をお伝えします。
デポジット(保証金)が必要
お部屋を借りる際はデポジット(保証金)を支払う必要があります。デポジットの金額は通常、家賃の1ヶ月分。最初にお部屋を借りる際は、家賃2ヶ月分の資金を準備しておきましょう。
デポジットは退去する際に戻ってきますが、そこからクリーニングフィーが引かれることがほとんどです。部屋に傷やダメージがあった場合も、デポジットから修理費が引かれます。
シェアハウス・ルームのルールをきちんと守る
コンドミニアムや一軒家をシェアする場合は、キッチンやバスルームは共有で、ベットルームのみプライベートというのが一般的。
他人と住むので、テレビの音量に気をつけたり、バスルームやトイレをきちんと掃除したりとお互いが気持ちよく生活できるように心がけましょう。
- キッチンを使った後はきれいにする。(生ゴミはすぐにごみシュートに捨てる)
- 共有スペースに自分のものを置きっぱなしにしない。
- シャワーを浴びた後は排水溝に溜まった髪の毛を取る。
- バスルーム、トイレ掃除をきちんとする。
- 洗濯機に服を入れっぱなしにしない。
- テレビや音楽の音量に注意する。
- 深夜の帰宅が問題ないか確認する。
- 勝手に友人を呼ばない/宿泊させない。(きちんと許可を取りましょう)
ハワイ・ワイキキのおすすめコンドミニアム
最後に、ワイキキエリアで長期滞在する際におすすめのコンドミニアムを2件ご紹介します。2つとも筆者が滞在していたコンドミニアムで、かなり快適でした。
詳しくみていきましょう。
アロハラニ
筆者はアロハラニにルームメイトと一緒に住んでいました。
家賃は1ユニット約1,700ドル/月で、1人あたり850ドルくらいです。
アロハラニはワイキキの中心地のアラワイ沿いに位置しています。間取りはスタジオ(キッチン付きリビングルーム)と1ベットルーム。小さなお子様のいるファミリーにもぴったりです。
建物自体は古いですが、リノベーションされて新しいお部屋も多くあります。プールやサウナ、小さなジムもあり設備が充実!
3ヶ月に1度、ペストコントロール(害虫駆除)も実施しています。また、コンドの入り口には24時間スタッフが在中しているので安心。
長期滞在者向けですが、短期でもOKしてくれる場合があります。たまにびびなびの「シェアルーム」の方に掲載あり。
アイランドコロニー
アイランドコロニーも同じくワイキキの中心地にあり便利。日本人に大人気のホテルコンドミニアムで、単身の方が多く住んでいます。
家賃は1ヶ月1,400〜2,000ドルほど。家具が揃っている状態で貸してくれる場合がほとんどです。
間取りは日本でいうワンルームですが、2人で住めるくらいのゆとりがあります。ラナイ(ベランダ)が付いており、その分広く感じます。東側からはダイアモンドヘッドが、西側高層階ならワイキキの海も見える好立地。
コンド内にプール、ジャグジー、サウナ、ジム、コンビニ、カフェ(Forty Niner)がありとても便利。
ホテルコンドなのでスタッフが24時間在中し、セキュリティー面もバッチリで安心して滞在できます。
長期滞在者向けではありますが、バケーションレンタルや1ヶ月〜貸し出している場合もあります。気になったお部屋があったら問い合わせてみましょう。びびなびの「不動産情報」によく掲載されています。
最後に
今回の記事では、ハワイでシェアハウス、シェアルームを安全に探す方法や家賃相場、、シェアの注意点などを紹介してきました。
注意点を頭に入れしつつお部屋探しをしてみてください。「home」と呼べるような、気に入ったお部屋が見つかることを願っています。