ハワイ旅行前に知っておきたい!シャカサインの意味と由来
ハワイにいると、親指と小指を立てるハンドジェスチャーをよく見ませんか?
これは、ハワイで生まれたハンドサイン「シャカ」と呼ばれるもの。「アロハ」や「マハロ」と挨拶をするときに使っているロコをよく見かけます。
ハワイ好きの方の中には、自分も使ってみたいけど意味や使い方がいまいちわからない、なんて方もいるかもしれません。
そこで今回は、そんなハワイのハンドサイン「シャカ」の意味や起源、使い方などをご紹介。
これからハワイ旅行をする方でロコとのコミュニケーションを楽しみたい方、ハワイの文化や歴史について知りたい方はぜひチェックしてみてください!
ハワイで使われるシャカサインの意味
親指と小指を立て、ほかの指を折りたたんだシャカサインはハワイが起源のハンドジェスチャー。多くの人々に親しまれています。
「気楽に行こう」「やったね」「ありがとう」「良い調子」「またね」などの意味があり、状況に応じてありとあらゆるメッセージを表現できる親しみを感じるサイン。
どんな人に対しても使うことができ、ハワイ現地の人々は観光客など見ず知らずの人に対しても何らかのメッセージを伝えたいときに使っています。
お店の人が「ありがとう」というときに使ったり、ホテルのフロントで「ようこそ」の意味で使っていたりとさまざま。
車を運転していて間に入れてくれたとき、感謝の気持ちを込めてこのシャカサインを送っている方もよく見かけます。そして送られた方もシャカサインを送り返していて、お互いが暖かい気持ちになる、なんともハワイらしい素敵なカルチャー。
もちろん写真を撮るときも、日本のピースサインと同じような感覚でシャカサインをします。
シャカサインの起源
そんなハワイの人々に親しまれているシャカサインの起源ですが、最も有力な説は1900年代前半にライエに住んでいた「ハマナ・カリリ」という人物に関する言い伝え。
1900年代前半、カフクシュガーミルでサトウキビの汁を絞る仕事をしていたハマナ・カリリ。ところがある日、作業中に誤ってサトウキビ圧搾機に右手をはさまれ、人差し指、中指、薬指を失ってしまいました。
この事故の後、サトウキビ列車の警備員に配置転換されたハマナ・カリリ。カフク駅の前後でスピードを落とす汽車に、子どもたちがふざけて飛び乗らないよう注意するのが彼の日課になりました。
列車に飛び乗ろうとする子どもたちに、手を振り大声で注意していたハマナ・カリリ。指が2本しかない彼の手が少し変わったものに思えた子どもたちは、それを真似して人差し指、中指、薬指を曲げる仕草をするようになりました。
やがてその仕草は、ハマナ・カリリに邪魔されずに列車に飛び乗れるサインとして、子どもたちの間で使われるようになったんだとか。これがシャカサインのルーツだと言われています。
ちなみに、ハマナ・カリリは実在する人物で、ライエにあるモルモン教教会聖歌隊の指揮者も務めていたそう。モルモン教教会が運営する、ポリネシアカルチャーセンターのフキラウマーケットには彼の銅像も建てられました。
シャカサインは手の向きで意味が違う?
実はシャカサインは、相手に手の甲を見せるか、手のひらを見せるかによって意味合いが異なります。
相手に手の甲を見せると、「良い調子」「大丈夫」「頑張ろう!」などの意味合いに。
一方、手のひらを見せると「ありがとう」「こんにちは」「またね」などの挨拶の意味になります。
先ほども述べたように、どちらを使ったとしてもポジティブで暖かみのある気持ちを表現できます。そこまで厳密に使い分けなくても大丈夫。
相手に親しみを込めてポジティブなメッセージを送りたいときは、ぜひ気軽に使ってみてください。
最後に
今回は、ハワイのハンドサイン「シャカ」の意味や起源、使い方などをご紹介しました。いかがでしたか?
ハワイでお店やホテルのスタッフ、道ですれ違う人からシャカサインを送られたら、ぜひ皆さんもシャカサインを送り返してみてください。
現地の人とのたわいないコミュニケーションのひとつですが、さらにハワイ滞在が楽しくなるはずです。