ハワイで人気/高収入職業トップ10!あの職業がランクイン
皆さんは、ハワイで人気の職業、高収入の職業はなんだと思いますか?
観光業がメインだから、ホテルやお店のスタッフ?日本と同じで医療関係やエンジニア?
今回は、ハワイで人気の職業と高収入の職業のトップ10を紹介するとともに、筆者の友人・知人の職業から傾向やトレンドについても推察してみました。
ハワイで人気の職業トップ10
ハワイで人気(従業員数が多い)職業トップ10はこちら。
- 事務・管理サポート
- 調理・給仕関連
- 販売関連
- 運輸・資材運搬
- 教育指導および図書館
- 企業の管理職
- 医療従事者および技術
- 建設・土木
- ビジネスおよび金融業務
- ビルおよびグラウンドの清掃・メンテナンス
あくまでも、みんなが「なりたい!」と希望する職業というわけでなく、従事者が多いために人気と言える職業になります。
ハワイでは、観光業や接客業などの職種において、他州の高給職と比べて高い給料が得られることがあります。2位には調理・給仕関連、つまり飲食業がランクイン。シェフやウェイター/ウェイトレスを含みます。
3位に販売関連がランクインしていますが、20位以内にレジ係、ファーストフードおよびカウンター従業員、販売員などがランクインしていることに注目です。これは、特に観光エリアであるワイキキに数多くのホテルやレストラン、ショップが立ち並ぶことが背景にあるのでしょう。
観光・接客業関連が2位と3位にランクインしていますが、ハワイ州のDGPは観光業が州全体の20%以上を占め、雇用の約30%がこの分野に依存しているため、納得のいく結果です。
ちなみに、コロナ禍ではそのような観光・接客業に就いていた方々は失業や休業で厳しい状況に陥りました。そのせいで治安がものすごく悪くなったのです。ハワイが元気な元の姿に戻って本当に良かったと感じます。
参照:LIST: 50 most popular jobs in Hawaii and their wages
ハワイで高収入の職業トップ10
続いては、ハワイで高収入の職業トップ10を見てみましょう。
- 歯科矯正医
- 外科医
- 麻酔科医
- 眼科医
- パイロット
- 広報ディレクター
- ソフトウェアアーキテクト
- 校長
- 灌流師(※)
- 薬剤師
(※)灌流士は、開心術や心肺補助を必要とする医療処置の際に、人工心肺装置を操作する高度な技術を持つ医療専門家
高収入職業の平均年収
ハワイ州内のそれぞれの平均年収は以下のとおりです。
- 矯正歯科医:$315,419
- 外科医:$455,792
- 麻酔科医:$450,000
- 眼科医:$341,441
- パイロット:$197,901
- 広報部長:$167,378
- ソフトウェアアーキテクト:$154,161
- 校長:$123,498
- 灌流師:$160,939
- 薬剤師:$158,792
こちらは日本と同様に医療関係の職業が多くランクインしていますが、広報ディレクターや校長が10以内にランクインしているのは興味深い結果です。
広報関係の仕事としては、多くのホテルやレストラン、ショップがメディア(インスタグラムなどのSNSも含む)を通した発信に力を入れているからだと考えられます。メディアを通して観光客にアピールする必要がありますから、こちらもハワイらしいといえばハワイらしい結果かもしれませんね。
それから、ハワイの学校にはいくつかの進学校がありますが、教育面ではアメリカ本土の州と比較して目立った成果を上げているわけではありません。ハワイ大学はその名が広く知られており、本土からも多くの学生が集まりますが、過去にハワイが教育に強いというイメージはあまりありませんでした。ただ、近年はSTEAM教育に力を注いでおり、教育の向上に取り組んでいる背景が伺えます。
※STEAM教育:通常、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の頭文字を取った「STEM教育」として知られていますが、ハワイではこれに「芸術(Art)」の分野も加えられています。
参照:Top 10 Highest Paying Jobs in Hawaii (Inc Salaries)
筆者の周りのロコの職業は?
筆者の周りの友人は、起業家(社長)、建設・土木、ミリタリー(アメリカ軍)、ショップ店員、マッサージ師、看護婦、飲食業(スタッフ/シェフ)、ホテルスタッフ、クリエイター、銀行員などさまざま。日本にいた時よりも多様性を感じます。
飲食業はチップで稼げる
以前レストラン/バーで働いていた友人によると、飲食業のメリットはチップがたくさんもらえること。食事の合計金額の15〜25%はそのままウェイター・ウェイトレスさんのお給料となるので大きいです。人気の職業ランキングでも2位ですね!
特にバーではチップががっぽり入ると教えてくれました。バーではアルコール類はもちろん、お食事メニューも高くなるので納得です。飲食業やバーテンダーの掛け持ちをしているロコが多いのも頷けます。不規則な生活にはなりますが、世界中から観光客が訪れるハワイではかなりおいしいお仕事かもしれません。
ミリタリー(アメリカ軍)も人気
ミリタリー、つまりアメリカ合衆国が保有する軍隊に入るのも安定しているので人気です。日本の公務員のような位置付けになります。特にハワイには陸軍、海軍、空軍など各軍の主要な基地があり、街を歩いているとミリタリーの迷彩柄ユニフォームを着ている方(男性・女性ともに)を見かけます。また、「ミリタリーディスカウント」と言って、ホテルやショップなど生活のあらゆる場面で10%〜の割引を受けられるメリットも。
建設・土木は体格の良い男性に人気
人気の職業8位にランクインしている建設・土木の仕事も、医療関係ほどではありませんが収入が高めです。特に体格が良く体力に自信のある男性に非常に人気。ハワイでは女性もですが男性のほとんどがジムに通い筋トレをしています。そのため倍率も高いそう。建設・土木の男性は女性から人気も高いようです。
仕事を掛け持ちする人もいる
また、20〜30代くらいの人だと、仕事を2〜3つ掛け持ちしている方が多い印象。休みなく働いている友人もおり、職業によって収入の差がかなりあるなと感じました(日本も同じですが)。。。
例えばバーを3つ掛け持ち、ホテルスタッフとウーバーの運転手の掛け持ちなどなど。
リッチな家庭に産まれない限り、医者や医療系などの高収入の職につくか、仕事を掛け持ちするなどしないと生活していけないのが物価が高いハワイだと改めて実感。
最後に
今回は、ハワイで人気の職業と高収入の職業トップ10を紹介するとともに、筆者の友人・知人の職業から傾向やトレンドについても推察してみました。
ハワイでは、事務や管理の仕事だけでなく、観光業や接客業に関連する職種や、販売員・レジ係なども人気があります。これは、日本とは異なるハワイらしいトレンドと言えますね。また、看護や医療専門職に加えて、技術関連の職種も需要が高く給与水準が高い傾向にあるのは、世界のスタンダードと同様です。
将来的には、どのようなトレンドが生まれるのでしょうか?AIの普及や観光のサステナビリティの向上により、これらのトレンドが変化する可能性があります。今後の動向にも注目していきましょう!