ハワイのBiki(ビキ)の使い方と乗り方|ホノルルの移動を便利に
皆さんは、ハワイ・ホノルル市内で利用できる「Biki(ビキ)」をご存知ですか?
Bikiは、ホノルル市内で利用できるレンタル自転車のこと。リーズナブルで、とても使い勝手が良いんです。24時間365日利用可能で、小回りがきくのでちょっとした移動に大活躍。
この記事ではそんなBikiの使い方・借り方から返却までをご紹介します。
ハワイ旅行を計画中の方や現在滞在中の方で、ホノルル市内を楽に移動したいのなら要チェック!
ホノルル市内で利用できるBikiとは
Bikiは、ホノルル市内で利用できるレンタル自転車。
チャイナタウンからダイヤモンドヘッドまでの範囲に、130箇所のBikiステーションがあります。自転車の数は全部で1,300台以上。
ハワイに住んでいない旅行者でも利用が可能です。
決済はクレジットカード。安くて、パッと使えるので非常に便利です。ホノルル観光やちょっとした移動に最適。利用する際は、最寄りのBikiステーションで簡単な操作をするだけでOKです。
Bikiステーションの範囲
チャイナタウンからダイヤモンドヘッドまでの広範囲に設置されているBikiステーション。全部で130カ所以上あります。
Bikiステーションがある主なエリア▼
●ダイヤモンドヘッド
●カイムキ
●ワイキキ
●アラモアナ
●マノア
●カカアコ
●ダウンタウン
●チャイナタウン
Bikiの料金プラン
Bikiのプランは、居住者向けと旅行者向けに分かれています。
(2024年6月更新)
カマアイナ・プラン(居住者向け)
カマアイナ・プランを利用するには、オアフ島の住所を登録する必要があります。そのため、現地に住んでいる方のみが利用可。プランはオンラインかモバイルアプリで購入し、購入時に現地の住所を登録する必要があります。
トレッカー $240 /1年 | (1年契約) 月間の乗車回数は無制限。 1回の乗車時間は45分まで。 |
フリースプリット $55 /300分 | 300分の利用時間を好きなように分けて使える。 有効期限は1年間。 |
ボヤジャー $30 /1カ月 | (マンスリー契約) 1回60分までの利用が無制限。 -長めの移動を多くする方に最適。 |
コミューター $25 /1カ月 | (マンスリー契約) 1回30分までの利用が無制限。 -30分以内の通勤に最適。 |
ビジター・プラン(旅行者向け)
ビジター・プランは旅行者向けのプランで、クレジッドカードがあれば誰でも利用できます。オンラインかモバイルアプリ、もしくはBikiステーションで購入できます。
ゲートウェイ $45 /3日間 | 3日間乗り放題。 1回の騎乗時間は30分まで。 -市内観光やちょっとした移動におすすめ。 |
ワンウェイ $5 /30分 | 都度払い。 1枚のクレジットカードで最大4台までの支払いが可能。 最大30分。 |
ジャンパー $20 /24時間 | 24時間乗り放題。 1回の乗車時間は最大で30分。 |
マルチストップ $55 /300分 | 300分の利用時間を好きなように分けて使うことが可能。 有効期限は1年間。 -数日〜数ヶ月に渡ってBikiを利用する際におすすめ。 |
※ 超過料金
エクストラタイム $5.25 /30分 | 利用時間を超過した場合、全てのプランに超過料金が発生。 30分ごと5.25ドルかかります。 |
居住者・旅行者ともに300分乗り放題プランが一番コスパが良いのでおすすめです!
週3程度ワイキキからアラモアナまでBikiで行く筆者の場合、2ヶ月で100分ほど使います。マンスリープランよりお得です。
Bikiカード」を日本国内限定で販売しています。渡航前にカードを購入し、自宅に郵送で受け取ります。
プランは5,500円/200分 と1,600円/60分の2つ。日本語のサポート付きで安心して利用したい方はチェックしてみてくださいね。(Biki公式代理店 Telecom Square )
Bikiの借り方
ここからはBikiの借り方をみていきましょう。そこまで難しくないので覚えて使いこなせるようにしましょう。
はじめに、ホノルル市内にある130カ所のBikiステーションで定期券を購入するか、オンラインまたはモバイルアプリでプランを購入します。
Bikiステーションで料金を支払う
まず、各Bikiステーションで購入する方法です。ワンウェイ、24時間乗り放題(ジャンパー)、マルチストップ(300分)のプランを選択することができます。
操作は簡単で、タッチパネル画面にて表示される手順に従って操作を進めます。言語を日本語に選択することが可能。
住所や電話番号を入力する必要がありますが、日本のもので問題ありません。クレジッドカードやデビッドカードを機械に通して支払いが完了します。
ビザ、マスターカード、アメリカン・エキスプレス、JCB、ディスカバーなどが利用可能。
支払いの手続きが終わると、作成したステーションでのみ使用できる、5分間有効な5桁の暗証番号が発行されます。バイクのロックを解除するたびに、新しい5桁のコードが必要です。
※なお、5分を過ぎてしまった場合は、タッチパネルで暗証番号の再発行が行えます。再発行には先に料金を支払ったクレジットカードが必要になります。
Bikiのモバイルアプリで料金を支払う
オンライン(モバイルアプリ)購入の際には、アカウントの作成が必要です。また、バイクのロック解除にはデータ接続可能なモバイルデバイスが必要となります。オンラインでは、ワンウェイ以外の全てのプランが購入できます。
アプリで購入した場合のメリットとしては、乗車履歴の確認、請求書の閲覧、モバイルデバイスからのバイクのロック解除などが可能になること。
また、自分のアカウントに支払い用のカード情報を登録しておくことで、都度タッチパネルを操作してカード払いをする手間がなくなります。
氏名、メールアドレス、電話番号、住所、カード情報などを入力するだけで登録は簡単。
登録後アプリでBikiを借りる
アプリを開くと、近くにあるBikiステーションが表示されます。利用可能な自転車がどのくらいあるのかが、一目でわかります。
利用したいステーションをタップすると、スタンドがいくつあるか、利用できる自転車がその時点でいくつあるか表示されます。
どこのステーションを利用するか決めたら、「UNLOCK」(解除)を押します。
するとBikiステーションのタッチ画面で操作した場合と同じように、5分間有効な5桁の暗証番号が表示されます。
Bikiステーションに到着する前に、アプリでスタンドを選んで暗唱番号を入手することができます。
利用できる自転車の数が少ないときは、あらかじめスタンドを選んでUNLOCK(解除)しておくことで、自転車をキープしておくことが可能。(ただし5分以内にbikiステーションに行く必要があるので注意)
Bikiを引き出す
Bikiステーションのタッチパネル、もしくはアプリで発行した5桁の暗証番号を入手したら、5分以内にBikiを引き出す操作をします。
Biki前輪が差し込まれているドック左側にあるボタンで5桁の暗証番号を入力。ボタン上にあるランプが黄色から緑色になったら自転車を引き出せます。
赤いランプが点灯した場合は、パスコードをもう一度入力するか、別の自転車を試してみてください。
利用する自転車は、どれでも好きなものを選べます。タイヤの空気が十分に入っているもの、車体の欠陥などがないものを選ぶと良いでしょう。シートの高さも調節できるか確認しておきましょう。たまにかたすぎて動かせないものもあるので注意です。
一度ロックを解除すると、別のBikiステーションに返却する以外、別の自転車に変更することができません。必ずロックを解除する前に不備がないかチェックしてくださいね。
Bikiの乗り方
ワイキキやダウンタウンなどのビジネス地区では、自転車は歩道を走行することが禁止されています。自転車専用レーンを走りましょう。
歩道を通る場合は、必ず自転車から下りて押す必要があります。横断歩道もBikiに乗ったまま渡ってはいけません。
また、自転車専用レーンがない道路では、車道の一番右側を走行します。
Bikiの操作のコツ
Bikiには3段階のギアが搭載されています。傾斜によって使い分けてみましょう。
また、アメリカの自転車はブレーキの設定が日本と異なり、左のブレーキは前輪、右ブレーキは後輪です。日本の自転車に慣れている人は注意しましょう。
Bikiに荷物かごはありますが、紐だけの簡素なもの。荷物が落下しやすいので、リュックやバックパックなどで運転するのがおすすめです。
ちなみに、16歳以上の方の場合、ヘルメット着用は任意となります。ヘルメットをかぶっている人は滅多に見かけません。
Bikiの返し方
目的地近くのBikiステーションに到着したら、自転車の前輪をドックに差し込みます。緑色のランプが点灯すれば返却完了。
差し込んでも緑色のランプがつかない場合、返却が完了していません。必ず緑色のランプが点灯したか確認してください。強く押し込むのがコツです。
赤信号が点灯した場合は、自転車を完全に取り外し、別の空きドックを試してみてください。
Bikiステーション以外のところに駐輪するのは禁止。必ずBikiステーションに停めましょう。自転車を紛失したり、盗難にあってしまった場合、罰金1,200ドルがかかります。
※ホノルルでは自転車の盗難が非常に多いので注意。
最後に
Bikiは小回りがきいてちょっとした移動にぴったり!バスより安くて便利です。
筆者はハワイの風を感じながら、ちょっとしたエクササイズにもなるBikiが大好きでよく利用しています。ホノルルの生活や観光にぜひ試してみてください。
交通状況に気をつけて乗ってくださいね。
参照:Biki