ハワイ・マノアの隠れ家カフェ「ワイオリキッチン・アンド・ベイクショップ」

2024-11-10

オアフ島・マノアの美しい自然に囲まれた場所に、地元の人々に愛される隠れ家カフェ「ワイオリキッチン・アンド・ベイクショップ（Waioli Kitchen & Bake Shop）」があります。

ワイキキから車で15分、マノア・フォールズ・トレイルの入口からは車で約10分の距離にあり、1922年に建てられた歴史的な建物を利用したカフェ。訪れる人々に豊かな自然、ノスタルジックな雰囲気と心温まる料理を提供しています。

マノア・フォールズのハイキングに行った後のリフレッシュや、静かなひとときを過ごすのにぴったりです。筆者もハイキングの後に必ず寄るスポット。朝食やランチを楽しみながら、マノアのさわやかな風と緑に包まれ、ゆったりとした時間を過ごせます。

今回は、そんなワイオリキッチン・アンド・ベイクショップ（Waioli Kitchen & Bake Shop）の魅力をたっぷりお伝えします。

ワイオリキッチン・アンド・ベイクショップの魅力

オアフ島・マノアの自然に囲まれたカフェ「ワイオリキッチン・アンド・ベイクショップ」は1922年に建てられ、歴史的なスポットとしても有名。

お店の入り口の柱には「Historic Site」の看板が掲げられ、その歴史を物語っています。かつて「ワイオリ・ティールーム」として地域の人々に愛されていたこの場所は、リノベーションを経て現在の「ワイオリ・キッチン＆ベイクショップ」として営業を開始。現在は、火曜から土曜の8:00〜13:00まで朝食・ランチを提供しています。

広々とした開放的な店内が特徴で、窓からは美しい自然の景色が広がります。木々に囲まれたこのカフェでは、まるで大自然の中に溶け込んだような感覚を味わうことができるのです。特に朝の時間帯は、さわやかな風が店内を吹き抜け、リラックスした空間が広がります。

店内には大きめのテーブル席やソファー席があり、外の新鮮な空気を感じられるテラス席も完備されています。テラス席は人気のため、時間帯によっては席を見つけるのが難しいことがありますが、店内からも大きな窓越しに美しい自然の景色を楽しむことができるので、どの席に座ってもGood!

オーダーは店内のカウンターで行います。朝食メニューとランチメニューがあり、時間によって注文できるメニューが異なります。

メニューは、地元のロコにも愛されるパンケーキやハンバーガーなど豊富なラインナップ。どれも美味しいと評判ですが、特におすすめなのが「マカダミアナッツパンケーキ」。ふんだんにトッピングされたマカダミアナッツに、ソーサーに入ったココナッツクリームをかけていただきます。クリームの甘さとナッツの香ばしさが絶妙にマッチした一品です。

ボリューミーなので、サンドイッチやハンバーガー、クロワッサンなどのお食事系メニューと一緒にオーダーして、2人でシェアするのもおすすめです。

トマトやレタスなどのお野菜も新鮮で美味しい！サンドイッチやクロワッサンに挟まれているアメリカンなカリカリのベーコンも、よく合います。

また、毎朝焼かれるスコーンもおすすめです。常時5種類が用意されており、シーズン限定のフレーバーも登場します。「ウベ＋ホワイトチョコレートのスコーン」と「アーモンドクロワッサン」など、ハワイらしいフレーバーが楽しめますよ。

コーヒーも地元で焙煎されたフレッシュな豆を使用しており、どのメニューとも相性抜群。コーヒーは通常のブレンドとフレンチプレスから選べます。フレンチプレスは大きめのポットでサーブされるので、2〜3人でシェアするのに最適です。

店内の内装は1920年代の教会を思わせるデザインで、石造りの暖炉や木製の家具、装飾があたたかな雰囲気を感じさせます。心を落ち着かせるこの空間を求めて訪れる人々も多いです。また、ライトアップされたクラシックな看板が一層ロマンチックな雰囲気を演出し、まるでタイムスリップしたような感覚に！

歴史を感じる趣ある空間が広がり、どこか懐かしい気持ちに包まれます。地元の人々が交わす談笑も心地よく、ゆったりとした穏やかな時間が流れていますよ。

カウンター前のスペースには地元産のハチミツやオリジナルグッズ、メイド・イン・ハワイのチョコレートなども販売されており、お土産やギフト探しにもぴったり。マグカップやハンドメイドのブレスレットなど、ユニークで心温まるアイテムが揃っています。

ワイオリキッチン・アンド・ベイクショップの歴史

お店の建物は、1922年にサルベーションアーミー（救世軍）によって建てられ、当初は孤児院として使用されていました。ここでは女子の職業訓練が行われ、料理やホスピタリティの技術を身につける場だったそう。店内にはその当時の写真も飾られており、歴史を感じます。

1970年代初頭には孤児院が閉鎖され、その後、様々な変化を経て現在の「ワイオリ・キッチン＆ベイクショップ」に生まれ変わりました。社会貢献の一環として、オーナーのロスさんとステファニーさん夫妻は、薬物依存症治療プログラムの卒業生や元受刑者の女性たちに職業訓練を提供する場所としてこのカフェを再生させました。

お店の収益の一部は、この支援活動に寄付されており、訪れる方々も社会貢献に参加することができます。お会計時に利用料金の3%が寄付金として加算され、地域社会への貢献が実現されています。