ハワイでヨガインストラクターになるには|RYT資格について解説

ヨガが好きで、ヨガのインストラクターになりたいと考えている皆さん、「RYT(全米ヨガアライアンス)」はご存知ですか?
RYT(全米ヨガアライアンス)は、指定のコースを受講することで、アーサナ・指導実践・ヨガ哲学・解剖学・整体学などを学ぶことができます。
また、国際的な資格のためハワイをはじめ世界中に活動の場が広がります。ハワイでヨガインストラクターを目指すなら、必ず取得しておきたい資格!
この記事では、そんな全米ヨガアライアンスRYTの資格種類や、RYTを取得した筆者が感じるメリット・デメリットなどを紹介します。

RYT(全米ヨガアライアンス)とは

まず初めに、RYT(全米ヨガアライアンス)について概要を説明していきたいと思います。
ヨガの資格といえば、RYT(=Registered Yoga Teacher)。
RYTは、世界70カ国以上で通用する国際基準が定められている、世界最大規模の全米ヨガ協会の資格。ハワイでヨガインストラクターになりたい方はもちろん、世界中に活動の場を広げたい方におすすめの資格です。
授業時間、内容、指導者のレベルなど全米ヨガアライアンス協会が定めた基準を満たした認定校(RYS=Registered Yoga School)において、アーサナ・指導実践・ヨガ哲学・解剖学など規定のカリキュラムに沿って決められた時間数を学ぶことで資格を取得できます。
全米ヨガアライアンスの資格には6種類あります。取得者が最も多い全米ヨガアライアンス認定200時間(RYT200)をはじめ、指導経験を積んだら取得できる全米ヨガアライアンス認定500時間(RYT500)など。
ヨガインストラクターになるために絶対必要というわけではありませんが、多くのヨガインストラクターは全米ヨガアライアンスの資格を取得しています。
RYT(全米ヨガアライアンス)の種類
ここからは全米ヨガアライアンスの資格6種類をみていきましょう。
RYT200
トレーニングに関しての必要条件:
200時間のトレーニングプログラムを200時間の認定校で修了していること
必要なティーチング時間
なし
必要なティーチング経験年数
なし
ヨガアライアンスで認定されている200時間のトレーニングプログラムを修了すると、RYT200として登録することができます。
この際、200時間を同じスクールで受講する必要があります。別々のスクールでトレーニングを受講し、時間数を合算することはできません。
RYT500
レーニングに関しての必要条件:
・500時間のトレーニングプログラムを500時間の認定校で修了していること
・200時間のトレーニングプログラムを200時間の認定校で修了し、その後に300時間トレーニングを修了していること(他の300時間の認定校での修了でもOK)
必要なティーチング時間
RYS200 もしくは500認定校のコースを卒業後、最低100時間のティーチング経験
必要なティーチング経験年数
なし
ヨガアライアンスに認定されている学校で500時間のプログラムを修了すると、RYT500として登録することができます。
500時間トレーニングは1つのスクールから提供されてたコース、もしくは200時間の後ほかのスクールで提供されている300時間トレーニングを修了し、2つを合わせたものでも登録が可能。
※300時間のトレーニングは200時間のトレーニングを完了した人のみが受講できます。
また、RYT500として登録するためには200時間、または500時間トレーニングを卒業した後に100時間のティーチング時間が必要です。
RYT500として登録すると、継続教育のためのクラスやワークショップをほかの先生に教えることができるようになります。
E-RYT200
レーニングに関しての必要条件:
RYT200を取得していること
必要なティーチング時間
RYT200を取得後、最低1000時間のティーチング経験
必要なティーチング経験年数
2年
Experienced – Registered Yoga Teacherとして、RYT200の指導者育成コースを担当することができるようになります。
E-RYT500
レーニングに関しての必要条件:
RYT200、もしくは500を取得していること
必要なティーチング時間
・RYT200取得後、1500時間以上のティーチング経験
・もしくはRYT500を取得後、最低500時間のティーチング経験
必要なティーチング経験年数
RYT200取得後の場合は4年
(RYT500を取得している場合、ティーチング時間のみ500時間を越えればOK)
Experienced – Registered Yoga Teacherとして、RYT500の指導者育成コースを担当できるようになります。
RCYT(キッズヨガ)
トレーニングに関しての必要条件:
・200時間のトレーニングプログラムを200時間の認定校で修了していること
・かつ95時間のトレーニングを認定チルドレンズヨガスクール(RCYS)で終了すること
必要なティーチング時間
コース終了後、最低30時間のキッズプログラムのティーチング経験
必要なティーチング経験年数
なし
PRYT(マタニティヨガ)
トレーニングに関しての必要条件:
・200時間のトレーニングプログラムを200時間の認定校で修了していること
・かつ85時間のトレーニングを認定マタニティヨガスクール(PRYT)で終了すること
必要なティーチング時間
コース終了後、最低30時間のマタニティプログラムのティーチング経験
必要なティーチング経験年数
なし

ここからは、RYT200を取得した筆者が感じるメリットとデメリットをお伝えします。
RYTを取得するメリット


RYTを取得するメリットは主に次の3つがあります。
ヨガインストラクターとしての自信がつく
特に資格がなくてもヨガの経験と指導する技術があれば、インストラクターとしてヨガを教えることは可能です。
しかし、趣味で長年ヨガをしていたとしても、他人に教えるだけのスキルや知識があるわけではありませんよね。
ヨガを教えるとなれば、ただ綺麗なポーズが取れるだけではダメだと感じました。身体の仕組みを理解したり、ケガなく安全にヨガの効果や魅力を伝える指導法を学んだりする必要があると感じました。
RYT取得後は自分が学んだ知識や経験をもとに、自信を持ってヨガを教えることができています。
生徒からの信頼につながる
ヨガインストラクターにはさまざまな民間資格がありますが、現在活動しているインストラクターの多くがRYT200や500を持っています。
RYTは国際的なライセンスなので、世界に通用するヨガインストラクターに求められる水準をクリアしなければなりません。 そのため、RYTの証明があることで生徒から大きな信頼を得られます。
実際にインストラクターを選ぶ際、プロフィール欄でRYT資格の有無を確認するという生徒も多いです。
特に独立を目指している場合、RYTの資格が生徒獲得に大きく貢献すること間違いありません。
ハワイをはじめ世界中で通用する
RYTは、国際基準が定められている国際的なライセンスのため、資格取得後は国内外問わず世界中で活動することができます。
海外へ移住する予定がある方は、自分のスキルを証明するためにもRYTを持っていると大きなメリットとなるでしょう。
特に、ヨガ需要が拡大し続けているハワイでヨガインストラクターを目指している場合は、必ず取得しておきたい資格です。


RYTを取得するデメリット
一方、デメリットは次の2つが考えられます。
費用が高額
RYT200を取得するには、平均で約40万円ほどかかります。ほかにもテキスト代や合宿の宿泊費などが必要な場合、トータルで50〜60万円以上になる可能性が。
気軽に取得できるというわけではないので、自分に必要な資格がどうかしっかり考えてから決めることをおすすめします。
取得するのに時間がかかる
RYT取得までの期間はスクールによって異なりますが、週2〜3回通学する場合は半年以上かかることが多いです。
短期集中の場合は1ヶ月ほどで取得できますが、朝から晩まで一日中勉強+実技をするのでかなりハード。
一方、コロナの影響でオンラインのみで取得可能なスクールが増えました。通学が困難な方やスキマ時間で取得を目指したい方はそのようなスクールをチェックしてみてください!
RYT取得がおすすめの方


ここまで、RYT資格の概要や資格取得のメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、RYT取得は次のような方におすすめ!
- ヨガの基礎を1から学びたい方
- ヨガ哲学などヨガについてより深く学びたい方
- ヨガインストラクターとして世界で活動したい方
- ヨガインストラクターとして独立、開業したい方
- インストラクターの養成に興味のある方
- 自分を変えたい方


最後に
今回は、全米ヨガアライアンスRYTの資格種類やRYTを取得した筆者が感じるメリット・デメリットを紹介してきました。
今後ヨガインストラクターを目指している方は、自信を持って指導ができるようにぜひRYT取得を検討してみてくださいね。世界で活躍できる大きな一歩になることでしょう!

